「聖バルテルミー女学院」(廣済堂文庫、2003.02)
睦月影郎「桃色の弥撒」
北山悦史「魔性の美少女」
牧村 僚「卒業」
櫻木 充「ふたりきりの後夜祭」
風間九郎「聖檻の死角」
龍 泉「ヴァンパイヤ・ダリ」
藤 水名子「ラベンダーの思い出」
安達 瑤「ヴードゥー女子高生」
聖 龍人「淫聞、笹竜胆の間」
館 淳一「女教師・聖なる私刑」
「SFバカ本 だるま篇」(廣済堂文庫、1999.03)
山下 定「リストラ・アサシン」
梶尾真治「奇跡の乗客たち」
かんべむさし「液体X」
松本侑子「サイバー帝国滞在記」
難波弘之「ゴーズト・パーク」
大原まり子「花モ嵐モ」
牧野 修「踊るバビロン」
岬 兄悟「薄皮一枚」
井上雅彦「フィク・ダイバー」
岡本賢一「12人のいかれた男たち」
「SFバカ本 たいやき篇プラス」(廣済堂文庫、1999.05)
大原まり子「オは愚か者のオ」
伏見憲明「デブの惑星」
東野 司「攻防、100キログラム!」
山藍紫姫子「願い石」
森 奈津子「西城秀樹のおかげです」
岡崎弘明「ぎゅうぎゅう」
麻城ゆう「今日の出来事」
岬 兄悟「テレストーカー」
弾射音「夢の有機生命体天国」
笹山量子「液体の悪魔」
「SFバカ本 宇宙チャーハン篇」(メディアファクトリー、2000.11)
谷甲州「スペース・ストーカー」
岡崎弘明「アンテナおやじ」
森 奈津子「マゾ界転生」
岬 兄悟「もちつもたれつ」
村田 基「ヘルシー家族」
牧野 修「メロディー・フィアー」
高井 信「超人の代償」
岡本賢一「宇宙親善料理」
高瀬美恵「われはなまはげ」
館 淳一「お熱い本はお好き?」
☆「両性具有」〜『書物の王国』第9巻(国書刊行会、1998.02)
収録内容(作者、時代、国籍、表題、文学形態、内容・シチュエーション)
ペラダン(19c,仏)「アンドロギュヌス讃歌」/詩〜両性具有、神秘主義
多田智満子(20c,日)「かのオルフェウスもいうように」/小論文〜ギリシア神話の「ヘルマフロディトス」について
プラトン(BC4c,希)「アンドロギュヌスについて」〜『饗宴』より/講義録〜人類の起源と両性具有について
グールモン(19c,仏)「サンギュリエ城」/小説〜両性具有
ソーマデーヴァ(11c,印)「ムーラデーヴァと性転換の秘薬」/説話〜性転換、駆落ち
干宝(4c,中)「両性具有」〜『捜神記』より/説話〜2篇、両性具有と性転換
泉鏡花(20c,日)「狐」/小説〜異類姦、性転換
谷崎潤一郎(20c,日)「魔術師」/小説〜両性具有、魔術による身体変化
芥川竜之介(20c,日)「奉教人の死」/小説〜男装
日影丈吉(20c,日)「異説蝶々夫人」/小説〜男性同性愛、女装
ホーフマンスタール(19c,墺)「ルツィドール」/小説〜少女男装
サマン(19c,仏)「ヘルマフロディトス」/詩〜両性具有
プリニウス(1c,羅)「女から男へ変る話」〜『博物誌』より/百科全書〜性転換
フーコー(20c,仏)「両性具有者エルキュリーヌ・バルバンの手記に寄せて」/序文〜両性具有者の性的自己同一性について
パニッツァ(19c,独)「あるスキャンダル事件」/小説〜男性半陰陽、女子修道院
江戸時代随筆集(18-19c,日)「江戸の半陰陽」/説話〜7篇、性転換、半陰陽、異性装
ゴーティエ(19c,仏)「コントラルト」/詩〜去勢歌手(カストラート)
バルザック(19c,仏)「サラジーヌ」/小説〜去勢歌手、女装
澁澤龍彦(20c,日)「ロメーン・ブルックス」/随筆・評論〜女流画家の評伝、両性具有幻想
円地文子(20c,日)「双面」/小説〜女形役者、性的自己同一性のせめぎ合い
須永朝彦(20c,日)「ふたなりひらの系譜」/小論文〜日本の古典文学・芸能における性転換・両性具有・異性装などについて
須永朝彦(20c,日)「解題:アンドロギュヌス世界への誘い」/世界の両性具有文学・文化について
『書物の王国〜古今東西テーマ別文学全集』全20巻(国書刊行会、分売、各2100円)
01.架空の町/私たちの密かな願望を託された「架空の町」の様々な姿、幻想の市街地。
02.夢/「夢」は我々の第二の人生なのか? 夢文学万華鏡。
03.王侯/人々の憧れの具現化、王侯たちの壮麗かつ悲惨な物語の数々。
04.月/青白き球体の秘めやかな狂気への誘い。
05.植物/文学に現れたフローラ幻想の諸相。
06.鉱物/石、宝石、結晶… 無機物たちへの愛と憧憬。
07.人形/魂なきもののあやしい虚無の誘惑。
08.美少年/あえかな美少年たちが勢ぞろい。
09.両性具有/男装の美女、カストラート、アンドロギュヌス… いざ、ジェンダーの彼方へ。
10.同性愛/異形の愛か? 禁断の愛か? 聖なる愛か?
11.分身/ドッペルゲンガー、二重人格… もう一人のわたし探し。
12.吸血鬼/ドラキュラ伯爵の祖先と末裔による血とエロスの饗宴。
13.芸術家/この世に存在する最も不思議な人間どもの肖像画。
14.美食/食えるものも食えないものも、幻影のガストロノミー。
15.奇跡/聖人伝説からクリスマス・ストーリーまで… 日常と神秘の狭間の探求。
16.復讐/人はなぜ苛烈な復讐をしなければならないのか?
17.怪獣/現実を侵犯する巨大なものたち… 怪獣小説のオンパレード。
18.妖怪/人にして人にあらざるものたち、文学版百鬼夜行絵巻。
19.王朝/雅なる時の流れの物語。
20.義経/「源義経」はどうして繰り返し文学化されるのか?